んなで創る 楽しくてたまらない 良城小学校

 

保護者、地域、教職員とそれぞれ立場が違う参加者に対して、「発達障がいを正しく知る」ことや「発達障がいへの偏見を取り除く」ことをテーマに、分かりやすく懇切丁寧にお話いただきました。

障がいのがいを「害」としてしまったことの弊害に触れられ、神経発達で考えるなら「人は皆発達障がい」という視点や投薬・検査に対するより正しい考え方等、保護者や地域の方々に対してまさに目からうろこの情報をご教示くださいました。
 特に、体幹を鍛え、神経回路を繋げるための、親子で気軽に取り組める体操のご紹介に関しては、聴講者は皆前のめりに見入ったり、実際に行ったりしており、家庭でも親子で取り組んでもらえそうな様子でした。

 

保護者の感想

・人間誰もが発達障がいであり、病気ではないということ、神経がうまく交信できていないもの、現代の日本文化の中で住んでいると、生きにくくなるものということが始めて分かり、自分とは遠いものと思っていたものが、実は身近にあるものだということがよく分かった。

・人間の進化の過程を運動で実践したらよいこと、料理をして五感を鍛えることも必要だと感じました。

・体幹を鍛える体操は、親子のコミュニケーションの一つとして、取り入れていきたいと思いました。

・“得意なことを中心に、苦手なことは工夫で乗り切る”という言葉が印象的でした。

・聞き入るような内容で、子供に対して求めすぎず、得意を伸ばしてあげようという気持ちになりました。できることはサポートしていってあげようと思います。

 

地域からの感想

・全ての人間が発達障がいであるというとらえ方、「障害」と表現するか「障がい」と表現するかで大きく違うということ、自分の体験からのみで捉えていたことの反省もしました。発達障がいに対するとらえ方に気付かされた講演会でした。

・発達障がいという言い方が既に理解を妨げるものと気付かされました。発達凸凹(でこぼこ)…という捉え方の方が、素直に受け止められます。

・発達障がいのメカニズムを、専門的立場から分かりやすく話していただき、非常に興味深く聞けました。神経、脳などと関連があるとは平素あまり深く考えなかったので…吉敷の人権感覚の伸展が楽しみです。

・子供の出産、発達には、食事が重要だということをあらためて理解しました。

 多様な才能、多様な幸せ  〜まなざしを変えるとみえてくること〜

・10月12日(木)  10:40〜12:10

今年度は、本校のスクールカウンセラーである中村津峰子先生を講師にお迎えして教育講演会を開催しました。中村先生は、
本校だけでなく、鴻南中学校のスクールカウンセラーでもあり、子供の成長を小・中学校で見守ってくださっている方です。
 臨床心理士としての中村先生の数々のご経験をもとに、子供も親も幸せに生きるための、今時の多様な価値観についてお話
を伺います。