人権に関する授業参観と教育講演会を開催しました。

 今年から、講演会を地域と合同で実施することにしました。

 金子みすゞ記念館 館長の矢崎節夫さんを講師にお招きし、金子みすゞさんの詩に表れている人間尊重の心を学びました。

「自分が言われてうれしい言葉を相手に話そう」「いじめる言葉は自分自身にどんどん貯まっていってしまう」など、「あたたかい言葉で支え合う」ための、大切な考え方にあふれるすばらしい講演でした。

 

保護者の感想

「自分を理解してもらうには、まずあなたを理解しないとダメ」「大人が変わらないと子供は変わらない」まさにこの言葉通りだと思いました。毎日の子供との関わりの中で、子供に一方的に要ってばかりだと気付かされました。

・子供にも「おはようございます」と、言葉遣いから目線を合わせることの大切さやすばらしさのお話をうかがえたのが印象的でした。

・「あなたと私」の考え方、「言葉のキャッチボール」について気を付けて子供に接していきたいと考えさせられ、大変ためになるお話でした。

・あいさつは「こだま」の原型であり、「ございます」を付ければ付けて返ってくる、削ればなくなる。言葉を削ると思考が減る…肝に銘じたい。

 

地域からの感想

・金子みすゞの詩を通して、「みんなちがって、みんないい。」の奥深さや人間の本質を教えていただきました。参考になりました。

・あなたと私、いつも自分中心に生きている。でも、周りがいて自分の存在がある。久しぶりに思い出した。懐かしい気がする。忘れないようにしよう。

・「こだまでしょうか」の詩は、会話の時にとても役立つことに気が付きました。

・「あなたと私」の考え方に感銘を受けました。あなたがいてこその自分の存在に気付くこと、そのことが、人を大切にする気持ちを育てると伝えたい。命を繋ぐ子供(あなた)がいることを、もう一度考えることが大切と(自分が)周囲に伝えていきたい。

・「おはよう」→「おはようございます」ということばのこだまのことを考えさせられました。地域で、きれいなこだまを発しようと思います。

 みんなちがって、みんないい。〜まなざしを変えるとみえてくること〜

今年度は、吉敷地区人権学習推進協議会との連携により、ご高名な「金子みすゞ記念館 館長 矢崎節夫先生」を講師にお迎えすることができました。
 演題は「みんなちがって、みんないい。〜まなざしを変えるとみえてくること〜」で、保護者・地域の方々を対象に子育ての参考となるお話をしていただきます。ちょっと、視点を変えて振り返ってみるいい機会になればと思いますので、是非、お越しください。
 矢崎先生は、童謡詩人である金子みすゞの詩に衝撃を受け、その遺稿などを探し続け「金子みすゞ全集」を編集・出版し、また、16年以上にわたり、努力と集積として執筆された「童謡詩人金子みすゞの生涯」を出版し、平成5年(1993年)に「日本児童文学学会賞」を受賞されています。そのほか、「金子みすゞ」に関する作品集の編集・出版に色々携わってこられました。その長年にわたって「金子みすゞ甦り」に努めて業績と、童謡集「うずまきぎんが」が評価され、第13回「童謡文化賞」も受賞されております。

んなで創る 楽しくてたまらない 良城小学校

平成30年度 人権教育講演会

・10月18日(木)  10:40〜12:10