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 平成23年度 研 究 主 題

「自分の思いや考えをもち、学び合いを通して深い読み取りのできる子どもの育成」

  〜伝え合い高まり合う授業を創る〜


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T はじめに(本年度までの研究の経緯)

 本校では,子どもたちの言語活動の充実を求めて、平成20年度より学力向上プランの内容に言語活動における学年の目標を位置づけ、研究を進めてきた。

 1年次は、いろいろな教科で「話す」ことに重きをおき、2年次は、担任は国語科で、専科教員は担当する教科で言語活動の充実に向け「話す」「聞く」「書く」「読む」力を育むことをめざして研究を進めてきた。

 2年次、授業参観、授業研究を通して、話し合い活動において、自分の考えを友だちと比べたり、つないだりしながら自分の考えを深めたり、さらに友だちの意見を聞いて自分の考えの変容に気づくようにさせるための教師の支援の在り方が課題となった。

 昨年度は、3年次として、授業研究による授業力の向上を図りつつ、話し合い活動の活性化に向けて次のような研究を行い成果を得ることができた。



@ 全教員による授業公開

 全教員指導案を作成し、1回は授業公開をすることにした。教員にとって授業は日々繰り返される。授業を見合うことにより、常に自分の授業を振り返り、工夫・改善していくことが指導力を高める上で欠かせないことである。
 



A ワークショップ型研究協議

 ワークショップ型校内研修の有効性を理解し、実践することにより、校内研修の活性化を図ることができた。実施後には、「自分の意見が出しやすく、他の先生の考えや授業を見るときの観点が分かりやすかった。」「観点別によい点、改善点を出すことで、自分では気が付かなかった視点で授業を振り返ることができて、とてもよかった。グループで話し合いをする中で、めざしたい授業が明らかになった。」等の先生方の感想があった。




B 同学年研修・ブロック研修の活性化

 年3回の全校授業については、講師を招聘し、指導を受けることにより、研究の深まりを実感することができる。その他の授業においても短い時間の中で充実した研究協議が同学年やブロック(低、中、高、特別支援)で展開された。少人数であるため、そして事前検討会で内容を共有しているため、自分たちの研究として、「ここでは、教師はこう切り出した方が良かったのではないだろうか。」「ここでの発問は、こう聞いた方が子どもたちは理解できたのではないだろうか。」等、子どもの姿を通して積極的に意見を述べ合うことができるようになってきた。
  




C 外部授業者による師範授業

 本校は、今年度、全国国語科教育研究大会の会場校に決定している。全国各地からたくさんの授業実践者が集い、公開授業をする予定である。そこで、これまでの子どもの育ちの成果や今後の課題を客観的に観るため外部授業者を招いて師範授業をしてもらい、来年度につながる課題を教員全体で共有することができた。
 これらの成果を糧に今年度は、問題解決的な学びの学習過程を生かすために、研究主題を「言葉を大切にして、自分の思いを表現できる子どもの育成」から「自分の思いや考えをもち、学び合いを通して深い読み取りのできる子どもの育成」へと発展させ、より授業実践での研究へと深化していきたいと考えた。
 国語科の目標の一つに「人間と人間の関係の中で、互いに立場や考えを尊重しながら言葉で『伝え合う力』を高める。」とあるが、授業の中ではその力は、話し合いという学び合いで培われるものである。今年度も授業研究を通して教師の授業力の向上と話し合う授業の創造を図っていきたい。




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☆ 研究の計画の概要

  ・ 4月 〜 5月  研究の方向の確認と研究内容の共通理解
  ・ 5月 〜 7月 授業研究会および理論研究
  ・ 6月 〜10月 教材研究・指導案検討会・言語環境づくり
  ・10月 〜12月 授業研究、講師招聘、全国大会(11月25日)での公開授業
  ・ 1月 〜 2月 研究のまとめ



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