山口大学前を通りぬけしばらく進むと,長い階段があります。それをのぼりきったところに日吉神社があります。





 平井日吉神社には,平井村の氏神様(うじがみさま)がまつられています。
 この神社は,もともと平井西の公会堂(こうかいどう)のあたりにありましたが,1625年に火事にあい,建物が焼けてしまいました。そのとき,神社の霊(れい)が火事をさけ,今の場所にとびうつったため,ここに社殿を建てたと伝えられています。







高井の堰  日吉神社は,雨乞い(あまごい)の神事で知られています。
稲を育てる時期に日照り(ひでり)が続いて水がなくなると,平井の氏子(うじこ)の農家が高井の堰(せき:稲作ができるように水を取り入れるしせつ)に集まり,日吉神社の神主をむかえて,雨乞いの祈願(きがん)をしました。祈願が終わると,神主を川に落とすというめずらしい風習もあったようです。